デンマークの郵便サービスがベンツのEVを50台導入

電気自動車のフリート使用が増えつつあるヨーロッパにおいて、その最大のユーザーが誕生しつつあります。そのユーザーとは郵便サービスなのだそうです。

2011年に3台のメルセデス・ベンツのヴィートE-CELLによる実証実験を始めたデンマーク郵便サービスは、そこでの結果を受けて、電気自動車の採用を増やすことを決断。新たに、50台のヴィートE-CELLが運用に加わることが決定したとダイムラーが発表しました。

ヴィートE-CELLは最大出力60kWの電気モーターを搭載した前輪駆動車。ちなみに最大トルクは280N.mとなっています。気になるバッテリーはリチウムイオンで、床下に収められます。総電力量は36kWhということです。

バンとして重要な積載能力は850kg。最高速度は89km/hに制限され、航続距離は130kmとされています。また充電時間が約5時間(380/400V)と発表されています。

こうした積載能力や航続距離が、実証実験によって十分に実用的と判断したことが、50台の採用につながったのでしょう。運用において排ガスを出さないゼロ・エミッション・ビークル化を、市場からビジネスカーに要求された場合の答えのひとつが、可能な範囲で電気自動車に置換することですが、メルセデス・ベンツの提案はまさしくそうした要求に対するベストアンサーのひとつといえそうです。

(山本晋也 )

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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