米調査会社「JDパワー・アンド・アソシエイツ」が2月13日に2013年度のブランド別自動車耐久品質調査結果を発表しました。同調査は新車購入後3年目に不具合が起きた件数を調べるもので、今回は2010年型の新車を購入したユーザー約37,000人が対象。
JDパワーによると品質でトップになったのは2年連続で「LEXUS」だったそうです。2位は「ポルシェ」、3位がフォードの「リンカーン」と「トヨタ」、5位はダイムラーの「メルセデス・ベンツ」。
車種別では、「LEXUS RX」がトップ。問題発生件数は100台あたり57件で、SUVで初めて1位にランクイン。
JDパワーによると、フルモデルチェンジ車はキャリーオーバーモデルよりも不具合が多く、また新車購入後、3つ以上の不具合が発生した場合、59%のユーザーが次回は他ブランド車を購入、逆に何も不具合が起きなかった場合は54%のユーザーが次回も同じメーカーの別のモデルを購入すると言います。
JDパワーの調査結果は広く告知され、企業宣伝に用いられることも多いことから、特に北米に於いては自動車ブランドのイメージや販売実績に与える影響が大きく、自動車メーカー各社はかなり気にする存在。
トヨタ自動車は2009年から2010年にかけて「意図しない急加速」問題で北米で大規模なリコールに発展しましたが、今回の結果からは順調な信頼回復ぶりをうかがわせます。
■JDパワー・アンド・アソシエイツ
http://autos.jdpower.com/index.htm
■LEXUS(北米)
http://www.lexus.com
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