2012年の新車販売中、10台に1台はルノー・日産のクルマだった

ルノー・日産アライアンスは2013年2月4日に、2012 年暦年のグローバル販売実績を発表しています。それによれば、2012 年のグローバル販売台数は、過去最高となる8,101,310台。2012年の世界自動車販台数は、およそ8110台と見込まれていますから、世界で販売された新車10台のうち1台がルノー・日産アライアンスのクルマというわけです。

市場が縮小傾向となっている欧州ではけっして好調とはいえないルノー・日産アライアンスですが、新興国市場と北米市場での好調を受けて、全体としては前年比1%アップと伸びているそうです。

ルノー・日産アライアンス、それぞれの内容を見ると、まずルノーグループのグローバル販売台数は、前年比6.3%減の2,550,286台となっています。新興国市場で伸びたものの、メインといえる欧州市場で18%減となったのが効いているようです。

いっぽう、日産の販売台数は過去最高となる4,940,133台(前年比5.8%増)となっています。中国市場、北米市場それぞれで100万台を超える販売実績が、こうした好調を支えているといえそうです。

 

結果としてルノーグループの落ち込みを日産がカバーすることでアライアンス全体の成長につなげた2012年だったということです。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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