レクサスHS250hがマイナーチェンジでスピンドルグリルに変身

2.4リッターの2AZ-FXE型エンジンに2モーターハイブリッドシステムを組み合わせたレクサスのFWDサルーン「HS250h」が、デビューから3年半目のビッグマイナーチェンジ。レクサスのアイデンティティといえる”スピンドルグリル”を得た新しい顔に変身しています。

スピンドルグリルに加え、L字型デザインを取り入れたLEDフォグランプを採用するなど、フロントのデザインを一新したほか 車高を10mm下げることで、低重心で踏ん張り感のあるスタイリングへと進化させているのが外観上の変更点。

機能面では、スポット溶接の追加によりボディ剛性を上げ、さらに車体の前後にパフォーマンスダンパーをセットすることで、操縦性・走行安定性を向上させています。また燃費性能については、ハイブリッド制御の見直しや充電効率の改良などにより20.6km/L(JC08モード走行燃費)へと向上させています。

インテリア関連では、フロントドアに紫外線99%カットに加え、赤外線(IR)を効率よく遮断する撥水機能付スーパーUV・IRカットガラスを採用。エアコン負荷を抑えて実用燃費の向上にも効果ありとのこと。デザイン面では、環境負荷を抑制しながら、日本らしさもアピールする天然素材バンブーや、匠の手技による縞杢(しまもく)を設定するなど、自然や人との調和を演出しているのが目立った変更点といえます。

グレードはversion L、version I、version C、標準車という4グレード展開。メーカー希望小売価格は、410万円~552万円となっています。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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