CX-5に続いて「スカイアクティブ テクノロジー」をすべて注ぎ込んだ3代目アテンザに乗ってきました。ワゴン、セダンはもちろん、2.2Lのディーゼルのほか、新たに加わった2.5Lガソリンの印象もご報告したいと思います。。
注目注目のディーゼルは、発売1か月で約75%の比率だったそうですが、少しずつガソリン車の比率も高まっているようです。統計的には「誤差の範囲」とのことですが、CX-5にもあった2.0Lガソリンに加えて、2.5Lが加わったこともあるかもしれません。
まず2.2Lの直噴ディーゼルターボは、CX-5と同様に圧倒的な中・低速域の大トルクとディーゼルらしからぬ高速域の伸びを味わえます。これは想定内。ATはもちろん、これだけトルクバンドが広いとMTでも容易にドライブできます。
予想外に良かったのが2.5Lのガソリンで、188ps/250Nmのエンジンスペックは、ディーゼルの175ps/420Nmと比べても分かるように回すほど伸びやかなパワーを楽しめます。パーシャルからの加速ではディーゼルには及びませんが、まったく不足はありません。しかもディーゼルよりもノーズが軽く、コーナリング時のフットワークもディーゼルより軽快。
圧倒的なトルクによる走りに加えて燃費、ロングラン性能、減税などのメリットを考えるとクリーンディーゼルは間違いなく魅力的ですが、とくに2.5Lガソリンの出来も秀逸なだけに悩ましい選択になりそうです。
(塚田勝弘)