東京カスタムカーコンテスト、グランプリはMugen Racing N-ONE Concept【東京オートサロン2013】

東京オートサロン2013の出展車両から人気投票で選ばれる東京カスタカーコンテスト。

そのグランプリに選ばれたのはMugen Racing N-ONE Concept。ホンダN-ONEをベースに作られた、ワンメイクレースを想定したコンセプトカーです。

■東京カスタムカーコンテスト カスタムカーグランプリ決定
http://www.tokyoautosalon.jp/contest/gp.html?PSID=dcui94r75hj7bb68uuv6936dd2 

 

エアロというよりはオーバーフェンダーと言ったほうがわかりやすいボディーキットはリベット打ち。万が一のクラッシュでも簡単に補修交換できるところは実戦の経験を積んでいるMugenブランドならでは。

そしてほとんど本邦初公開、clicccar独占取材と思われるMugen Racing N-ONE Conceptの内装。レーシングカーとして製作されているために完全にリアドアをつぶしているのがよくわかります。そして圧巻の溶接ロールバー。これだけガッチリしていれば転倒の際も乗員を守りきってくれることでしょう。そして鬼の様なネジレ剛性も達成しているでしょうからハンドリングもとんでもなく敏感な反応になっていることでしょう。ロールバーの撮影で調子に乗って、運転席周りを撮影しようとしたらダメ出しをくらいましたので、そこはお預け。

 

タイヤは16インチのスリック。ブレーキはブレンボの対抗キャリパー。スーパー耐久のフィットやヴィッツでも15インチなのですから、このサイズがイカに大きいかお分かりいただけると思います。

このN-ONEをみて、まず思ったのは’80年代に行われていたシティブルドッグレース。トールボーイのシティターボを使ったワンメイクレースなのですが、ディメンションがほとんどそれに近い。いまこれでワンメイクレースを開催したら結構人気が出るような気がします。もてぎや鈴鹿でスーパーGTやスーパーフォーミュラーのサポートレースなんて絶対うけますよ。

できたら中国のポロカップのようにエントリーフィーに車両代やメンテ料、宿泊がパッケージなっていて、体ひとつでレースが出来るようなシリーズになってくれることを期待したいですね。 

■カスタムカーコンテスト最優秀賞受賞車・ホンダ「MUGEN Racing N-ONE Concept」に大接近!【東京オートサロン2013】
https://clicccar.com/2013/01/17/210415/ 

(文:北森涼介 写真:北森涼介、鈴木宏和)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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