知らないと危険な日米の違い、同乗者も禁酒!?

ハリウッド映画を思い出してみてください。お店や家以外で飲酒をするシーンで、俳優たちが必ずしていることって何だかわかりますか? 正解は、アルコールの瓶を紙袋で隠していること。アメリカでは戸外で飲酒することが禁止されています。

今年渡米の予定がある方、レンタカーをしようと思っている方必見の注意事項です。今回は日米で異なるアルコールへの対処をとりあげてみました。

 

■車内では同乗者も禁酒!?

運転手さえ飲酒をしていなければ法に触れない日本と違い、アメリカでは同乗者の飲酒も禁止されています。それどころか空瓶があっても許されません。アルコール分解度が高い人種が多い国のせいでしょうか? 運転手が飲んだかもしれないという可能性につながるものは、トランクの中にいれてしまうのが安全です。まだ封の開いていないものもトランクに積んで移動するのはセーフです。

■飲酒は21歳から

日本では成人になった20歳から飲酒が許されますが、渡米する方はこの点にご注意を! アメリカでは21歳にならなければ飲酒できず、バーやクラブでもIDチェックをされることが多いです。幼く見えるアジア人は、パスポートなどの身分証明書を携帯するほうが妥当。年齢確認ができないとせっかくたどりついたバーに入店拒否されることも。

■公園やビーチはほぼアルコール禁止

太平洋に面した海辺でビールを一杯、これぞ休暇といった感がありますが、アメリカではこれも禁止です。厄介なのは、禁酒のサインがでていないところでも禁酒の場所が多いこと。リゾートにいったら海辺で一杯といきたいところですが、万が一警察官に見つかったらおおごとになる可能性も。

 

こういったことをきちんと説明してくれるレンタカー会社ならよいのですが、知らずに法を犯していました、ではとりかえしのつかない事体に陥る場合もあります。日本語が堪能でない担当者だったときや、英語での説明が不十分だったときは、この記事を思い出して安全運転してくださいね。

(さとう敬子)