渋滞回避にはプローブ情報の活用が効果的

渋滞シーズンのお盆がやってきました。渋滞予測は日本道路交通情報センターやNEXCO東日本の「ドラぷら」などの各高速道路運営会社が持っているホームページやゼンリンの「いつもNAVI」などのスマホ用アプリで確認できますが、渋滞を避けるには早朝や深夜の出発など工夫する必要がありますね。

それでも渋滞にはまってしまったら、リアルタイムの渋滞情報を上記のホームページなどで確認し、さらに、カーナビや「いつもNAVI」といったスマホ用アプリなどで渋滞回避ルートを検索する手もあります。

ホンダの「インターナビ」は東日本大震災でもいち早く通れる道(ルート)を移動支援として公開しました。こちらは「2011年度グッドデザイン賞」を受賞した「通行実績情報マップ」で、プローブ情報の有効性を証明しました

また、カーナビでより多くの渋滞情報を集めるのも有効です。渋滞情報といえばVICSですが、今では「VICS」+「プローブ情報システム」が最強の渋滞情報です。

プローブ情報システムには、カロッツェリアの「スマートループ」やタクシーからの渋滞情報をすくい上げたクラリオン(日立グループ)、そしてカロッツェリアと組んだホンダの「インターナビ」、日産の「カーウイングス」などがあります。

スマホの画面で「インターナビ」が使えます。フローティングカーデータを活用した「インターナビ・ルート」で渋滞回避ルートを検索可能です

プローブ情報を受信するにはカーナビが必要ですが、ホンダの「インターナビ ポケット」ならスマホでプローブ情報(フローティングカーデータ)を含むインターナビが使えます。ただし、ホンダ車オーナーのみのサービスになります。

iPhone(iOS4.0以降)、Android(2.2以降)に対応しますが、一部機種には対応しない場合もあるようなので、ホンダディーラーなどにお問い合わせを

「インターナビ ポケット」を使うことで事前に「インターナビ・ルート」による渋滞を極力回避したルートを検索できます。料金は1年間3,000円で(VICS対応は3,700円)、ホンダディーラーで申し込みができます。

■インターナビ ポケット(本田技研工業)
http://www.honda.co.jp/internavi/pocket/

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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