【動画】難易度高し! 4ドアセダンが正面から向かってきた時の正しい避けかた!?

前回ランボルギーニの正しい避け方をご紹介した所、あちこちから反響を呼び、「もっと車高が高かったら?」とか「遅いクルマは避けられないでしょ?」と言ったご意見を頂きましたので、今回は街にあふれる一般的なセダンの避け方をご紹介します。

今回ご紹介するのは、インフィニティI30。ランボルギーニと比べると、車高も高くなるセダンを避ける動画がコチラ。

インフィニティI30はA32型2代目セフィーロをベースとした北米専売モデルの4ドアセダンで、搭載されるV6 3.0L DOHC VQ30DEエンジンもA32セフィーロ30エクシモG、30Sツーリングに搭載されていた物と同じく最高出力162kW (220PS) /6,400rpm 最大トルク280N·m (28.5kg·m) /4,400rpmを発生します。

国内仕様のA32型2代目セフィーロとはフロントバンパー等の形状が若干異なり、インテリアもインパネ形状や手引きのパーキングブレーキ(セフィーロのATは足踏み式)、5MTの設定(セフィーロは2.0Lモデルのみに設定)等が異なりますが基本的なボディ形状はA32セフィーロと同じです。

ランボルギーニの時は、最高速度で仮想計算してみましたが、今回は一般的なセダンと言う事で、街中での現実的な速度として時速40キロ(秒速約11.1m)で仮想計算してみます。

まずはインフィニティI30のボディサイズですが、全長4816mmm全幅1710mm、全高1415mmとなっており、ランボルギーニガヤルドと比較して全長で+430mm、全幅-190mm、全高+250mmと、ジャンプでかわすにはランボルギーニガヤルドの場合より滞空時間や高度が必要となり、難易度も髙そうです。

 前回同様人の占有スペースを1mと仮定し、インフィニティI30が時速40キロで走行してきた場合、4.816m(I30の全長)+1m(人の占有スペース)=5.816m 5.816÷11.1=0.524秒

つまり1.5m以上、0.524秒以上ジャンプしなくてはいけない計算になります。ランボルギーニ ガヤルドが最高速で迫ってきた場合に比べ、30cm髙く、0.467秒長く飛ばなくてはなりません。

動画に登場している人はランボルギーニの動画に登場している人と比べると、地上高を稼ぐために足を大きく左右に開いています。これも背の高いセダンタイプを飛び越える為の技と言えそうです。

速いスピードで迫るランボルギーニを避けるのも怖いですが、より高く、より長く飛ばなくてはいけないインフィニティI30のような一般的なセダンの方が、避ける側は文字通り、より高度なテクニックが必要と言えますね。

ランボルギーニより遭遇率の高い4ドアセダンタイプのクルマですが、どんなに自信があっても危険ですので、くれぐれもマネしないように!

(井元 貴幸)