新型フォレスターには、悪路走破性を高める新アイテムが採用されています。それが「X-MODE」。
インパネのスイッチを押すと後輪へのトルク配分を増やすなどの制御でタイヤの空転を抑え、悪路でもしっかりと前へ進んでいくモードになるのです。
そんな「X-MODE」による、新型フォレスターのオフロード性能の検証映像が公開されました(http://foresterlive.com/proof/movie/)。1年かけて5大陸10万kmを走破するという壮大なチャレンジであるフォレスターLIVEのキャラバン隊が、オーストラリアでおこなった実証のひとつです。
ステージに選ばれたのは、フォレスターLIVEがスタートしてすぐに訪れたフリンダースレンジ国立公園。岩山にあるダート路面は、足元が滑りやすいうえに傾斜度最大52%(角度27.5度)とハードな場所です。
そこで動画を撮影したことはすでにレポートしましたが、その動画の公開が始まり、フォレスターLIVEのサイトでは険しい山を「X-MODE」を備えるフォレスターが駆け上がっていく映像を見ることができるのです。
ここって、どう見ても本格クロカン4WDが走るような場所ですよね……。
従来のフォレスターは、乗用車テイストのSUVという位置づけで悪路走破性にはあまりこだわっていませんでした。しかし新型は、さらに本格的なSUVとしてオフロードでの走行性能も磨き上げられています。そのための秘密兵器(って、秘密じゃないですね)が「X-MODE」。そんな「X-MODE」の採用などで、乗用車派生タイプのSUVとしては高次元の悪路走破性を備えるのが新型フォレスターの自慢なのです。
えっ、普通の人はそんな険しい岩山を登らない??
たしかにそうかもしれませんが、この「X-MODE」があればスリップしがちな雪が積もった坂道のスタートなどで絶大なグリップ力と安心を手に入れることができるんですよ。それって、おおきな魅力じゃないですか?
そうそう、フォレスターLIVEのキャラバンは出発から22日目を迎え、走行距離はもうすぐ9000km。
はやくも、1万キロがみえてきましたね。
FORESTER LIVE http://foresterlive.com/
「X-MODE」をはじめとするフォレスターのメカニズムはこちら http://www.subaru.jp/forester/forester/driving/offload.html
(工藤貴宏)