トヨタモータースポーツ直系! 650馬力のレクサスLSが登場

ドイツで開催されるチューニングカーのお祭り「エッセンモーターショー」にトヨタのモータースポーツ部門としてWECに参戦しているTMGが、特別なレクサスLSを出品することが発表されました。

「TMG Sports 650 concept」と名付けられたコンセプトカーは、レクサスLS460をベースとしたスポーツサルーン。

TMGの木下社長は『このクルマはTMGの技術力を示すために作ったものです。ユーザーからの声を楽しみしています』とショー目前にコメントしています。

注目はエンジン。排気量を増やした上に、ツインターボとして強大なパワーを手に入れています。大排気量にも関わらず、レブリミットは7450rpmと高く、マニュアルモードを備えた8速ATとの組み合わせはラグジュアリー・スポーツサルーンとしての日常の快適性と非日常的なパフォーマンスを両立するものといえそう。

エクステリアも大幅に変更を受けています。そして専用グリルは、まるでTMGコンプリートカーのような風情となっています。

今回のコンセプトカーは、あくまでショーケースということですが、TMGがトヨタやレクサスのモデルをスペシャルメイドする時代は近いのかもしれません。

●主要スペック
全長:5105mm
全幅:1970mm
全高:1456mm
ホイールベース:2970mm
車両重量:2050kg
エンジン形式:V8 DOHC ツインターボ
総排気量:4969cc
最高出力:478kW(650PS)/6500rpm
最大トルク:765N.m/5460rpm
最高速度:320km/h
0-100km/h加速:3.9秒
デファレンシャル:トルセンLSD
サスペンション:マルチリンク・コイルスプリング
ダンパー:ザックス
ブレーキシステム:ブレンボ カーボンセラミック
フロントタイヤ:275/35R20(オプション:295/35R20)
 リヤタイヤ:345/30R20
フロントホイール:10J ✕ 20
リヤホイール:12J ✕ 20

(山本晋也) 

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる