レクサスISの特別仕様車“I Blue”は、唯一無二の上質さを追求した藍本杢ステアリングホイールが最大の特徴【新車】

●数ある藍色から「搗色(かちいろ)」をモチーフにカラーを開発

ミドルサイズセダンのレクサスISに特別仕様車の“I Blue”が設定され、2019年10月1日から発売されます。

同特別仕様車はIS350/IS300h/IS300 “F SPORT”がベースで、唯一無二の個性を表現するべく、職人が1つずつ本杢を藍色に仕上げた藍本杢ステアリングホイールが見どころです。

レクサスIS
レクサスISの特別仕様車“I Blue”の外観

さらに、藍色が鮮やかに引き立つ特別仕様車専用のカラーコーディネイトでまとめられたインテリア、スピンドルグリルやアルミホイールなどを黒基調にしたエクステリアにより、スポーティさが強調されたインテリアになっています。

今回の藍色は、100種類以上ある色域の中から日本で愛されてきた「搗色(かちいろ)」をモチーフにカラーの開発が行われています。

レクサスの色づくりは、自然界に存在する美しい色からのインスピレーションを大切にしているそうで、これまで、モルフォ蝶の鮮やかな羽の色が再現された「Structural Blue」や、職人によって手作りされた「墨本杢」によって、レクサス独自の世界観が表現されてきました。

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レクサスISの特別仕様車“I Blue”のインパネ

特別仕様車レクサスISの“I Blue”は、日本の伝統色「藍」の繊細な色味と自然素材のウォールナットを掛け合わせることで、唯一無二の上質な藍本杢ステアリングホイールが生み出されています。

開発には、120年を超える歴史を持つ木工加工と塗装の技術が活かされていて、本杢の表面は、職人の手作業による研磨で本革と変わらない滑らかな質感に磨き上げ、藍塗装では、塗膜を可能な限り薄くすることで、極薄のアルミ層がベースのブラック層を効果的に透過。

車内の影の中では黒く見えながら、太陽光を受けるとメタリックのように鮮やかな藍色を出現させたとしています。この塗装は、すべての工程を専門職人の手吹きで行われていて、自然素材が持つ本物の質感を追求されています。

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レクサスISの特別仕様車に装備される藍本杢ステアリングホイール

ポイントになる内装色は、藍・ブラック・グレーの特別仕様車専用コーディネイトにより上質さを際立たせると共に、ステアリングの藍が鮮やかに映える色合いになっているそうです。ボディカラーは、ヒートブルーコントラストレイヤリングなど5色が設定されています。

特別仕様車専用装備として、内装色ブラック&アクセントグレー・ブルーグレーステッチ、藍本杢+ディンプル本革ステアリング(パドルシフト付)、ブルーグレーステッチ(メーターフード・ニーパッド・ドアトリム・コンソール)、L texスポーツシート(ブラック&アクセントグレー・ブルーグレーステッチ)が用意されます。

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レクサスISの特別仕様車“I Blue”のシート

そのほか、内装には、インパネのオーナメントパネル(特別仕様車専用藍色フィルム)、ドアトリムのオーナメントパネル(特別仕様車専用藍色フィルム)を装備。

外観では、スピンドルグリル(漆黒メッキ+特別仕様車専用黒光輝塗装)、サイドガーニッシュ(特別仕様車専用黒光輝塗装)、ドアミラー(特別仕様車専用ブラック塗装)が用意され、足元にはフロント225/40R18+リヤ255/35R18アルミホイール(特別仕様車専用ブラックスパッタリング塗装)を装備。

機能面では、電動チルト&テレスコピックステアリングコラム(オートアウェイ&オートリターン&メモリー機構付)、後席SRSサイドエアバッグ、オート電動格納式ドアミラー(広角・自動防眩・鏡面リバース連動ラストメモリー付チルトダウン・メモリー・ヒーター付)、パワーイージーアクセスシステム(運転席オートスライドアウェイ&リターンメモリー機能)、運転席ポジションメモリー/運転席・助手席ベンチレーション機能が採用されています。

特別仕様車“I Blue”の価格は、8 Speed SPDSの3.5L V型6気筒ガソリン仕様が6,557,000円。2.5L 直列4気筒を積むハイブリッドのIS300h の2WD(FR)が5,901,000円、AWDが6,365,000円、2.0L 直列4気筒ターボ(8 Speed SPDS)を積むIS300が5,416,000円。価格は消費税10%込みです。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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