「なにしてんねん!」
フェラーリが特別なハイアマチュアな顧客に対する技術協力プログラムとして行なっている「FXXプログラム」があります。FXXはフェラーリのスーパーカー「フェラーリ・エンツォ」をベースに同社の技術を結集したサーキット専用車(あくまでテストカーに近い位置付けのクルマなので一般的なレースに出場することはできない)です。
その秘めたる性能はプロレーシングドライバーでも完璧に乗りこなすのは難しいのです。このハンドルを握る事ができる限られた顧客もそれ相応のドライビング
・・・のはずですが、
雨のベルギー・スパフランコルシャンサーキットの一コマ
走り終えてピットインした1台のFXXがバックでガレージに・・・
前でフェラーリのクルーが案内していますが・・・・
ガクガクともたついている感じ・・・クルーは「大丈夫だからバック、バック」と手を振っていますが
けどガクガク・・・痺れを切らしクルーがドアを開けて「どうしたん?さっさと入れーや!」な様子で若干イライラな様子。再び前で様子を見るのですが、ついに・・・
ちなみにサーキットに出ている時はこんな走りをしていました。
このNo.31のFXXを調べてみるとフェラーリ社所有の個体だそうです(FXXは29台+2台生産、No.30はミハエル・シューマッハに寄贈された)
という事は乗っているドライバーは普段(というのもおかしいが)FXXをドライビングしたことがない人だったのかもしれませんね。
まるで初心者ドライバーの車庫入れの様子がグレードアップしたような映像でしたが、皆さんは友人や知り合いがこの様にまごついていても優しく見守ってあげましょうね。
(栗原 淳)