世界初の屋内テストコース! コンチネンタルが全自動型ブレーキ性能屋内試験場を開設

ドイツに本社を構えるコンチネンタルタイヤ。本社のあるハノーバーから近いブルーピンググラウンド「コンチドローム」内に建設された新しい試験場は、世界で初めて全自動でのブレーキ性能を試験できる施設として話題を集めています。

AIBA(Automated Indoor Braking Analyzer)と呼ばれる全自動ブレーキ性能屋内試験場

 

この屋内型の新試験場は全長300m、最大幅30mで、無人試験車両が120km/hまで加速してブレーキを作動でき、ウェットとドライの路面交換が可能です。さらに、専用アイスリンクにより、天候左右されず1年を通して同一試験場ですべてのブレーキ性能試験を行える世界初の施設でもあります。屋内型のメリットは、気温や風などで変化しやすい摩擦係数を一定に保てる点です。

 

ウェット路面での制動試験の様子

また、全自動化によりテストドライバーにより異なる反応力や力加減を一定にすることが可能。理論上は24時間、365日試験ができるため精度の高い試験をすることができます。

データ測定用センサーの装着車両です

 

ドライ路面

コンチネンタルタイヤは、この新試験場で精度の高いテストを繰り返すことでセダン、ミニバンやSUV、バン用、夏や冬用タイヤなど、タイプや市場ごとに異なる要求がされるタイヤならではの問題を解決し、高性能なタイヤを開発できるはずです。

 

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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