サポートカーの秘密を紹介! もうすぐ走行5000kmに到達する新型フォレスター【FORESTER LIVE】

新型フォレスターの実力を試すために1年間かけて世界5大陸を巡り10万kmを走るFORESTER LIVE。11月13日にスタートしたキャラバン隊は現在もオーストラリアの大地を走り続けていて、11日間で4655kmを走り終えました。

そんななか、ちょっとしたトラブルが発生した模様。
10日目となる11月22日に、サポートカーがパンクしたというレポートがアップされています。

実は、キャラバンチームは主役であるフォレスターとサポートカー1台という計2台体制で行動しているんですよね。
サポートカーの役割は2つ。ひとつは、併走しながらフォレスターが走っている様子(業界言葉で「引っ張り撮影」とか「追っかけ撮影」というやつです)を撮影するカメラカー。もうひとつは大旅行なのでかなり多いクルー3人の数ヶ月分の荷物と撮影機材(合計で数百キロなんだとか)を運ぶ荷物運搬車。フォレスターと違って表舞台には登場しない、縁の下の力持ち的存在です。

ちなみに、じゃあサポートカーだってフォレスターと同じ実力? 重たい機材を積んでいるだけ、一緒に走破できたらそっちのほうがエラいんじゃない? というちょっとイジワルな気にもなりかねませんが、そんなことはありません。
例えばオーストラリアの東端から乗って、西端でクルマの乗り捨てができるレンタカー屋さんはないそうで、ある程度の距離を走ると次のサポートカーに乗り換えなければならなかったりするのです。すまり、サポートカーというのは、ずーっと同じクルマが走ってるわけじゃないのです。 
フォレスターは正真正銘の1台で10万kmを走るのです。 

幸い、すぐにタイヤ交換ができて大事には至らなかったようですが、オーストラリアの道路は次の町まで100キロ以上という場所もあるはず。そんな場所でクルマがトラブルを起したら……と考えると、……いや、考えたくありません。

キャラバン隊はオーストラリアで幾度となく歴代フォレスターに遭遇しているようですが、そんな過酷な環境だからこそスバルの走りのよさと信頼性の高さが支持されているのでしょうね。

 

(工藤貴宏)

 

 

 

この記事の著者

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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