次期シビックタイプR開発に弾みがつくか? ホンダがWTCCで初表彰台!

ホンダが開発した1.6リッター直噴ターボを搭載するWTCC(世界ツーリングカー選手権)マシンが、2012年最終戦のマカオ・ラウンドにおいて3位入賞。参戦3戦目にして初の表彰台を獲得するというカタチで今シーズンを締めくくりました。

そのWTCCマシン、ホンダワークスとして開発したHR412Eエンジンは、レーシングシーンにとどまりません。市販車へフィードバックされるといいます。

FF世界最速戦ともいえるWTCCでの活動、そして直噴ターボエンジンの技術とニュルブルクリンクでのテストによって培ってきた技術によって、新世代タイプRの開発が進められているというのです。

これは先日開催されたホンダの技術展示イベント「ホンダミーティング2012」のプレゼンテーションによって高らかに宣言されたもので、次世代タイプRの存在と、それが過給エンジンを持つということが明らかになっています。

 

2012最終戦での表彰台が来シーズンの活躍につながるだけでなく、市販モデル開発への刺激となることを期待しましょう。

(山本晋也) 

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる