ホンダが新しい、1.6リッター4気筒直噴ターボエンジンの姿を公表しました。
といっても、これは今年の日本ラウンドから参加予定のWTCC(世界ツーリングカー選手権)用のレースエンジン「HR412E」の話。
WTCC開発リーダーの堀内大資氏によれば、このHR412Eの開発によってもたらされた技術は
『モータースポーツの現場にとどまらず、市販車エンジンの高効率化や技術発展に必ず貢献してくれるものと確信します』
ということです。
ちなみに、このエンジン名は「HR」が「ホンダレーシング」の意味で、「4」が4気筒、「12」が2012年仕様、そして「E」はエンジンの頭文字に由来するものだそうです。
直噴エンジンもターボエンジンも市販した経験を持つホンダながら、最近のトレンドである過給ダウンサイジングには距離を置いているようにも見える状況ですが、こうしたレースエンジンでの技術を活かした市販・直噴ターボが登場するのであれば、期待が高まるというホンダファンは少なくないのではないでしょうか。
■ホンダWTCCサイト
http://www.honda.co.jp/WTCC/
(山本晋也)