三菱アウトランダーがモデルチェンジしてぶつからないSUVに進化!

三菱のSUV、アウトランダーがモデルチェンジしました。2012年3月6日にジュネーブショーで初披露された新型アウトランダーですが、いよいよ国内市場への投入となりました。

燃費向上策として、空気抵抗低減を意識して車体をデザイン。その結果、空気抵抗係数(CD)は0.33となり、先代の0.35よりも7%向上しました。

また高張力鋼板の多用を始めとした軽量化策で、先代よりも約100kgの軽量化されています。

軽量化の内訳はボディ関係で32kg、エンジン、駆動系関係で8kg、内装品関係で30kg、外装品関係で12kg、その他で18kgとなっています。

エンジンは連続可変バルブリフトシステム、マイベックを備えたSOHCエンジンで、2WD用が2リッター、4WD用が2.4リッターとなっています。

アイドリングストップ機能(AS&G)を搭載しているほか、ECOモード時はエンジンのアクセル回度やエアコン、4WDを制御して実燃費を向上させます。

JC08モード燃費は2リッター2WD車で14.4km/L、2.4リッター4WD車で14.4km/Lをマークし、先代アウトランダーの10.5km/L(10・15モード燃費)よりも大幅に向上。同時に全車平成27年度燃費基準を達成。エコカー減税50%対象車となっています。
また実燃費を向上させるために、ECOドライブサポートを採用し、インジケーターなどで運転状況を表示します。

安全技術も進化し、アクティブセーフティ機構としてe-Assist(イーアシスト)が採用されました。

e-Assistの機能は3つあります。まずミリ波レーダーを使用して障害物への衝突被害を軽減させために自動的にブレーキをかけるFCMを搭載。

そして前車との車間距離を保って加減速するレーダークルーズコントロールシステム(ACC)。

カメラを用いた車線逸脱警報システム(LDW)も備えます。

パッシブセーフティとしては衝突安全強化ボディ「RISE」を採用。

また7SRSエアバッグを装備しています。

新型アウトランダーの価格は
2リッター2WDの20Gが242万7000円
2.4リッター4WDの24Gが269万2000円
e-Assist付きの24Gセーフティパッケージは278万7000円、24Gナビパッケージは310万円となっています。
24Gと24Gセーフティパッケージとの価格差は僅か9万5000円と抑えられているのも魅力ですね。

(松沼 猛)

【写真ギャラリーをご覧になりたい方は】 https://clicccar.com/2012/10/25/202846

 

この記事の著者

ぬまっち(松沼 猛) 近影

ぬまっち(松沼 猛)

1968年生まれ1993~2013年まで三栄書房に在籍し、自動車誌、二輪誌、モータースポーツ誌、鉄道誌に関わる。2013年に独立。現在は編集プロダクション、ATCの代表取締役。子ども向け鉄道誌鉄おも!の編集長を務める傍ら、自動車誌、バイク誌、鉄道誌、WEB媒体に寄稿している。
過去に編集長を務めた雑誌はレーシングオン、WRCプラス、No.1カーガイド、鉄道のテクノロジー、レイル・マガジン。4駆ターボをこよなく愛し、ランエボII、ランエボVを乗り継いで、現在はBL5レガシィB4 GTスペックB(走行18万km!)で各地に出没しています。
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