日本自動車販売協会連合会がまとめた2012年度上半期(4~9月)の新車販売台数は、259万台(含軽)で前年同期比+33.5%増となっており、2005年、2010年に次ぐ前年超えに。
259万台の内訳は登録車が161.2万台(+29.2%)、軽自動車が97.8万台(+41.4%)で、共に過去最高の伸びを記録しており、軽の販売が前年比で大きく伸びたことが効いています。
また前述の登録車のうち、乗用車は143.3万台(+28.9%)、軽乗用車は78.2万台(+52%)で、軽比率が35.3%と大きなボリュームを占める結果に。
※軽乗用車の具体的な売れ筋車種は関連記事「2012年度上半期(4-9月)新車販売は軽自動車が上位を独占 !」でご覧頂けます。
以上の2012年度 上半期の乗用車販売推移を「見える化」したのが下のグラフとなります。
今回、前年同期比の値が大きく出るのはグラフの二点鎖線が示すとおり、昨年が東日本大震災による自動車生産の減産の影響で水準が低かっため。但し、軽乗用車は震災後も大きな落ち込みが無かった事で純増に寄与しています。
またグラフで特徴的なのは7月時点で乗用車が既に上半期の販売ピークを迎えている点。
9月21日のエコカー補助金終了を前に下降線を辿り始め、8月には乗用車で約9万台、軽乗用車で4万台ほど販売が落ち込む結果に。
そして9月に入ると、補助金終了に伴う駆け込み需要? で再び一気に上昇傾向を示しており、10月から年末にかけて今年度の終盤でどのような展開をみせるのかが注目されます。
■日本自動車販売協会連合会 http://www.jada.or.jp/index.html
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