トヨタの電気自動車が最速記録を更新!【動画】

2011年8月に、ニュルブルクリンク北コースの電気自動車(EV)によるコースレコード 7分47秒79を達成したトヨタモータースポーツ(TMG)が、進化させたスペシャルマシン『EV P002』によるコースアタックを行ない、EVとしての最速記録を更新したそうです。

これは、日本のラリードライバー、奴田原文雄選手がパイクスピークでクラス優勝したマシンによるニュルブルクリンク・アタックといえるものです。

 昨年のマシンから最高出力(280kW→350kW)、最大トルク(800N.m→900N.m)ともにアップ。結果として、 7分22秒329という25秒以上ものタイム短縮を実現したとのこと。

 

さらに、今回はハイエースに搭載できる移動用急速充電機も開発して、レーシングシーンでEVが活躍できるようにシステム全体として考えていることもアピールポイント。こうしたソリューションにより、実際のモータースポーツでEVを走らせられる場面が増えていくことが期待できそうです。

 最速ラップタイムのオンボード映像も公開されていますが、エンジンに関わる音がなく、スキール音が目立つのが、新時代のモータースポーツを予感させます。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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