クルマはもちろん、徒歩でも自転車でも使用できる「サイクルゴリラ」

PNDの中には自転車や徒歩モードを用意するモデルもありますが、電池の寿命が短くて長距離や長時間には向かないという欠点を抱えているタイプも少なくありません。

家電ルートの「CN-MC02L」とカー用品ルートの「CN-MC02D」がありますが、価格はどちらもオープンで、店頭予想価格は4万円前後です

10月12日にパナソニックから発売されるSSDポータルナビゲーションの「サイクルゴリラ」は、自転車での使用を前提とした設計で、多彩なサイクリング機能を備えています。

サイクリングモードは右画面情報画面/詳細情報画面/メーター画面の3モードを用意。写真は右画面情報画面です

まず、自転車でのロングツーリングを想定して電池容量を約50%アップして通常モードで約6時間の連続使用が可能に。電池の消費量について好みで選べる通常モード、省電力1(GPSの測位はしつつ、1分間操作しないと画面を消す)、省電力2(10秒間操作しないとGPS測位などの処理を最小限に抑えて画面を消す)の3モードを用意しています。

雨天時などでも安心して使えるIPX5相当の防滴に対応し、自転車のサイズを問わず見やすい4.3V型液晶を搭載しています。また、自転車用取付クレードルと車載用吸盤スタンドを付属し、「クルマ←→自転車」の付け替えが容易にできるのも魅力。

サイクリング機能としては、自転車の速度や走行時間、消費カロリーなどを表示する「サイクルコンピュータ」画面を用意し、3パターンの表示から選べるなど、状況に応じて使い分けが可能。案内は、走行中でも右左折ポイントが分かりやすい大きな矢印と距離の「ウインカーガイド」を搭載しています。

さらに、自転車専用アプリを内蔵しケイデンス(ペダル回転数)を設定して効率的なペダリングのトレーニングに使える「ケイデンスメーカー」、ラップタイプや区間距離を計測する「ストップウォッチ」など、自転車競技のトレーニング用として使える機能も満載しています。

8GBのSDDに地図データを内蔵し、新東名高速道路に対応した最新データで、車載PNDとして使えるだけでなく、歩行ナビ用として歩道橋や駅構内、公園内の近道もルート表示する「おでかけウォーク」も備えています。

拡張性も高く、PCからSDカード経由でアプリをダウンロードできる「Gアプリ」にも対応し、会員向けWebサイト「おでかけ旅ガイド」から最新のスポット情報をダウンロードしたり、ルート作成もできたりします。

1台3役をこなす欲張り派の「サイクルゴリラ」は、自転車とクルマでナビを使いたい人に最適なモデルといえるでしょう。
(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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