ダイハツ・コペン復活を予感させるコンセプトカー【インドネシア国際モーターショー】

2011年の東京モーターショーで、ダイハツ・ブースで存在感を示していたコンセプトカー「D-X」。2気筒エンジンをノーズに収めたオープン2シーターで、メーカーサイドは否定していましたが、今夏に生産終了した「コペン」の後継モデルとして注目を集めていました。

その「D-X」は樹脂製アウターパネルの交換などで、まったく違うモデルへと変身できるというコンセプトでもありましたが、2012年9月20日からはじまったインドネシア国際モーターショーに、その別バリエーションが登場しています。

 

 

それが「D-R」です。「D-X」とシャシーを共通としながら、まったく異なる個性を表現したコンセプトカー。
オフローダー的な雰囲気もあった「D-X」に対して、「D-R」はエレガントに走りの楽しさを予感させる、もうひとつのスタイリング案ということです。

想定されているエンジンは、2気筒直噴ターボ。走りの楽しさと燃費性能を両立した、スポーツカーの新提案ということ。

黄色をイメージカラーとしたボディや、タンカラーで仕上げたインテリアなど、いかにもコペンを思い出させる一台に仕上がっているといえそうです。
(山本晋也)

 

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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