日本でオーリスが発表されましたが、イギリス工場で生産される欧州オーリスは2012年9月のパリモーターショーで初公開されるとのこと。
現時点で、公表されているスリーサイズは、国内仕様とおなじ全長4725mm 全幅1760mm 全高1460mmとなっているので外観はほぼ共通と考えてよさそうです。
一方、パワートレインは欧州仕様らしく多彩。まずプリウス同様の1.8リッター・ハイブリッドがひとつの柱。そしてディーゼルは1.4リッターと2.0リッターを用意、さらにガソリンエンジンは1.33リッターと1.6リッターをラインアップするということです。
そのパワートレインの販売比率は、それぞれ同じ程度。つまりハイブリッド1/3、ディーゼル1/3、ガソリン1/3を目論んでいるということ。ヨーロッパではプリウスよりも売れているというオーリス・ハイブリッドだけに、そのマーケットをさらに拡大しつつ、ディーゼルやガソリンエンジンを用意することで幅広い層にアピールしようということのよう。ハイブリッドでもラゲッジスペースを犠牲にしていないというパッケージングも気になるところです。
Cd値 0.28というCセグメントでトップクラスの空力性能や「スカイビュー」と呼ばれる大型ガラスサンルーフ、さらに強度を10%増したボディなどをアピールしている新型オーリス。激戦のCセグメントに真っ向勝負というカタチになりますが、ヨーロッパではどのような評価を受けるのでしょうか。
(山本晋也)