プリウスPHVの郊外&山坂道でのHV走行は変幻自在でした!/福島編【プリウスPHVで1000キロ走行・その5】

さくらんぼ狩り」の後は「猪苗代湖&喜多方ラーメン」を目指しながら、郊外&山坂道ステージでのHV走行を試すことにしました。

プリウスPHVは、重量のかさむバッテリーを搭載したFFですが、コーナーリングではとてもスムーズに曲がってくれます。このハンドリング特性は、とても嬉しい「誤算」でした。プリウス名物の「楕円形ハンドル」も、大きくハンドルを切って持ち換えた時に左右の手の幅が変わるので、切れ角がわかってとても新鮮でした。

HV走行パターンは標準プリウスと同様で、スピードや加速の状況に応じて「エンジン単独走行」から「モーター単独走行」までリアルタイムに変化します。

特にエコモードでは、エンジンで走行しながら「モーター発電」を頻繁に行っていたのが興味深かったですね。あたかも余ったエンジン駆動力を、無駄なく電気に変えて蓄えているようでした。わかりやすいのがパワーモードで、アクセルを踏み込むとエンジンに「モーター出力」がパワーを上乗せして、力強く加速していきます。まさに「電気ターボ」そのもの!

また時速70キロ弱までの平地巡航なら、HV走行モードでもモーター単独走行ができるのも良いですね。

ちなみに立ち寄った猪苗代湖畔では、生き物に目ざとい次男が、立派なヘビを見つけました。
「次男:なんかこのヘビ、クルマの模様に似てんじゃね?」(それはNGワードだよ~ん。)

それはさておき・・・下り坂では、エンブレ感覚で、モーター回生が行われます。見通しの良い長い下り坂なら、2コマくらいすぐに回生してしまいます。また急な下り坂では、ブレーキ操作でモーター回生が強く効きます。最後はブレーキパッドで停止させるのですが、ブレーキの回生とパッドの切替が全くわからないくらい、絶妙なセッティングでした。

乗り心地も良い方なのですが、やはり高速走行で感じたゆらゆら感が、郊外&山坂道走行でも出ていました。5人フル乗車状態で重かったせいもありますが、足回りにはもうひと踏ん張りして欲しいと思いました。

3連休の中日は「リゾートスパハワイアンズ」に行きました。夏休み突入直後だったので、園内は大賑わい!「フラガール」のお姉さん達の踊りも素晴らしく、夜まで存分にハワイアンムードを楽しみました。そして連休最終日は、渋滞を避けるため早々に帰路についた次第です。

3連休の総走行距離は940キロで、燃費は25.5Km/Lでした。内訳は概ね次の通りです。

① 高速道路:700キロ (流れより少し速いペース)
② 郊外&山坂道:200キロ (流して楽しいペース)
③ 街中:40キロ (EV走行30キロ+HV走行10キロ)

長距離ドライブでわかったことは、必然的にHV走行比率が圧倒的に高くなることでした。やはりプリウスPHVの場合、EV走行は「自宅圏内用」と割り切った方が良いようです。もっとも家族5人フル乗車で流れ以上のペースで走って、我が家の2000cc車の2倍以上の実燃費を叩き出すのですから、全く文句はありません。特に熟成されたHV走行は、本当に見事だと実感しました。

■プリウスPHV公式サイト/プラグインハイブリッドテクノロジー(トヨタ自動車)
http://toyota.jp/priusphv/001_p_001/point/phvtech/

(フラガールで「心の充電」をして頂きました!@拓波幸としひろ)