一昨日、今年のニュルSP8クラスウイナーで、OPERA PAFORMANCEの山本泰吉さんがFaceBookに投稿していた「グランツーリスモ アジアチャンピオンシップ 2012」。
開催場所が横浜駅からすぐの日産グローバル本社ギャラリーということで行ってきました。日産自動車はグランツーリスモアカデミーに協力しています。
午後1時から始まったイベントは決勝会場に辿り着いた16人のアジアンファイナリストを8名に絞るレースを行ない、8名で決勝を行います。3レースを戦い、ポイント制でチャンピオンを決定するというモノ。一発勝負ではないので、ファイナリスト達は云い訳が出来ません。イベントが始まりMCの方の紹介でグランツーリスモシリーズのプロデューサーで(株)ポリフォニーデジタルのプレジデント山内一典氏が登場します。
予選レースは「東京・ルート246」をZ370でタイムアタックするというもの。
「東京・ルート246」のコースはソニーコンピュータエンターテインメントが入ったビルが面した、国道246号線をメインストレートに見立て、実在の道路を組み合わせた仮想のサーキット。以前、ポリフォニーデジタルがソニー内に有ったために「取材がし易かった」(山内氏談)との事です。
赤坂見附からホンダ本社の先、青山2丁目交差点から聖徳絵画館に向かって直角にカーブ、神宮球場・国立競技場の側を抜ける赤坂御用地、迎賓館を廻り、赤坂見附交差点で国道246号線に戻るルートは都心なのに緑も多く、流れる景色も素敵な反面、高速コーナーと中・低速コーナーが実に上手く組み合わされたレイアウトで、リズムを作れないと速く走れません。
予選終了後にはグランツーリスモによるレーシングドライバー発掘プロジェクト「GTアカデミー」初代卒業生ルーカス・オルドネス選手がゲストとして登場。山内氏とトークショーや、デモプレイを披露しました。
会場に辿り着くと、既に決勝第2ヒートに入っていました。 それは実車のプロドライバー真っ青の迫真のバトルは接触上等…ならぬ寸止めのクリーンファイトの白熱バトル!
第2ヒート終了時点でYAMDA選手とKAWAJIRI選手が1,2位を分け合い、一騎打ちの様相を呈しています。
最後のステージはGTシリーズ最初から集録されている「グランバレー・スピードウェイ」10ラップで争われます。そして、スタートポジションはポイント順のリバースグリッドです。
優勝を争うYAMADA・KAWAJIRI選手は最後尾からスタート。両選手は徐々に順位を上げましたが、中盤でKAWAJIRI選手がリズムを崩し、後退。YAMADA選手はトップを目指し、進んでいきます。残り5周でトップのANDIKA RAMA Maulana選手まで5秒。そして、ファイナルラップに入る所でYAMADA選手はMaulana選手に追いつきます。
そして間髪入れずにMaulana選手に襲い掛かります。Maulana選手もコーナー2つ程凌ぎますが、遂に逆転。Maulana選手も諦めずについて行きます。一旦ほぼ最後尾まで下がったKAWAJIRI選手は挽回しましたが4,5番手。そして、YAMADA選手がトップでチェッカーを受け、アジアチャンピオンの称号を獲得しました。
チャンピオン決定後、表彰式では山内氏からトロフィーの贈呈、そして憧れのオルドネス選手から副賞を受け取りました。その後、GT5の音楽を多数担当するdaiki kashoのライブ。
今回はこのイベントのために編成されたバンドを率いてステージに立ちました。GT5でお馴染みのナンバーだけに最初は大人しかった観客も最後にはアンコールを要求する程盛り上がりました。
写真を撮っていたら、この会場で一番ノリノリのこの人が踊る踊るw
そして、最後の曲の前には山内氏がステージに呼ばれ、不思議そうにステージに登ると…
「Happy Birth Day」そう、去る5日が山内氏の誕生日でのサプライズ。山内氏は全く聞いていなかった様で、会場全体に祝われテレまくりでした。
こうして無事イベントが終了後、山内氏は来場したグランツーリスモのファンのサインに全て応えていました。
観戦者も満足出来たこのイベント。来年以降もこうした公開の場所での大会を期待したいですね。
(川崎BASE)
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