ドイツにおけるロードテストでアウディが1位、トヨタが9位…

トランスミッションショックアブソーバーなどを各自動車メーカーへ納める大手サプライヤー”ZF”の冠がついたロードテストが、ドイツの有力自動車雑誌『Auto Bild』らと共同で今年も開催されました。

2009年は”ミッドサイズカー”、2010年は”コンパクトSUV”、2011年は”コンパクトカー”がテーマのロードテストでしたが、四回目となる2012年のテーマは”サブコンパクトカー”。各メーカーのもっとも小さいモデルたちの競争となります。

動力性能だけでなく、デザインや使い勝手のような静的性能も含めた25項目をポイント化するロードテストで、サブコンパクトカー24台のトップに立ったのは、アウディA1スポーツバック。以下、VWポロ、セアト・イビザ、シュコダ・ファビアと続くランキングのトップ4を見ていると、このクラスではVWグループの圧勝といったところでしょうか。

●トップ10(数字はポイント)
1. アウディ A1 スポーツバック, 7.87
2. VW ポロ, 7.61
3. セアト イビザ, 7.58
4. シュコダ ファビア, 7.56
5. BMWミニ, 7.27
6. アルファロメオ ミト, 7.20
7. シトロエン DS3, 6.67
8. フォード フィエスタ, 6.36
9. トヨタ ヤリス(日本名:ヴィッツ), 6.34
10. オペル コルサ, 6.17

ちなみに、過去のナンバーワンカーは、2009年がフォード・モンデオ、2010年がランドローバー・フリーランダー、2011年がBMW 1シリーズ。サブコンパクトカー・ランキングではトヨタが9位にいるだけの日本車勢ですが、このロードテストで日本車がトップになる日は来るのでしょうか。

(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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