北海道のドライブスポット・サロベツ原野(3)【車中泊女子の全国縦断記】

浜勇知展望休憩施設(こうほねの家)

日本海沿いを走る、快適な道道106号線でサロベツ原野を右手に見ながら稚内方面へ走ると、左手に『浜勇知展望休憩施設(こうほねの家)』があります。

以前は売店があったのですが今は名残のシンクを残すのみ。水道が使えてトイレもあるので人気の休憩ポイントになっています。ただし17時に閉館しますのでご注意を。

浜勇知原生花園

すぐ目の前、海岸との間が浜勇知原生花園です。この沼にもコウホネやヒツジグサが浮かんでいます。こんなに海に近いのに、この沼は真水なんだろうか?

オニシモツケ

オニシモツケが満開でした!

ハマナス

北海道を旅行していると、このハマナスはあちこちで見るし珍しくはないのですが、群生の満開は見たことない気がします。やっぱり北海道の花の時期は6月〜7月初旬なんでしょうね。

浜勇知から見た利尻富士

休憩施設の屋上が展望所になっています。天気が好ければ利尻富士がバッチリ見えますよ!

■浜勇知展望休憩施設こうほねの家(稚内観光協会)
http://www.welcome.wakkanai.hokkaido.jp/sightseeing/shizen_zekkei/kouhone/

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サロベツ原野への中継地点としても絶好の立地なのが、豊富町。国道40号線と並走し、南は幌延〜北は豊富北を結ぶ豊富バイパスの『豊富サロベツインター』から道道84号線で約5〜6kmほど東に豊富温泉街があります。

大正後期に開かれた温泉街は今ではちょっと寂れた雰囲気ですが、豊富温泉スキー場やサロベツカントリークラブにも近く、何よりも温泉が素晴らしいことで知られています。

泉質はナトリウム塩化物泉で、ほんの少し塩っぱく、茶濁の湯は重油のようなにおいとともに油膜と湯の花をたっぷり含有しています。 

浴槽の底にも温泉成分が沈殿しているので、足の裏やお尻などに油成分がべったりくっつきます。(石けんで洗えばすぐ落ちます)。あまり長湯をすると湯あたりするほど効き目のある温泉です。

豊富温泉ふれあいセンター

『豊富温泉ふれあいセンター』には、一般客用の浴場と、湯治客用のぬるめの浴場があります。大人500円、子ども250円。小さいながらレストラン、売店も併設。

ニュー温泉閣ホテル

豊富温泉『ニュー温泉閣ホテル』でも日帰り入浴が可能。大人500円、子ども300円です。こちらもこぢんまりとしたレストランと売店があります。

温泉街にはスーパーもコンビニもなく、いわゆる『商店』が1軒あるのみ。豊富町中心街までは約8kmほどですが、とっても小さな町です。

車中泊ポイントとしては、豊富バイパスの『豊富サロベツインター』と『豊富北インター』に、駐車場と24時間利用可能なトイレが設置されています。

■豊富温泉ふれあいセンター(豊富町観光協会)
http://www.toyotomi-kanko.net/onsen.html

■ニュー温泉閣ホテル
http://www.toyotomi-kanko.net/onkaku/index.html (料金表が古いままです)

(松本しう周己)

この記事の著者

松本しう周己 近影

松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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