インプレッサWRX STIスペックC、新井敏弘選手は4ドアと5ドア、どっちを選ぶ?

7月28〜29日に開催中の全日本ラリー第5戦モントレーin渋川2012。全日本ラリーとしては2003年以来9年ぶりに群馬県での開催となりましたが、サービスパーク、ギャラリーSS、イベント会場となった渋川総合公園は入場無料ということもあって、たくさんの来場者で大賑わい。

ギャラリーSSが終了した後、イベントステージでは新井敏弘選手のトークショーが開かれました。

内容は現在参戦中のIRC(インターコンチネンタルラリーチャレンジ)の様子などでしたが、その中で9月14〜16日に開催されるラリー北海道へ新井選手が参加することが明らかになりました。

そして、実は参戦するマシンについて悩んでいるのだとか?

現在新井選手がドライブするのはインプレッサ5ドアWRX STIスペックCをベースとしたR4マシン。

市販車をベースに軽量化パーツや冷却向上パーツを組み込んだR4マシンですが、この7月に4ドアWRC STIスペックCが発売されたので、4ドアか5ドアかどちらにするか検討中なのだとか。

ラリードライバーにとってはコンパクトで回頭性がいい5ドアの方が人気が高く、新井選手もその点で5ドアも捨てがたいと言ってはいるのですが、実はラリー北海道のSSコースって結構長いストレート区間があって、最高速度が200km/hぐらい行ってしまう場所が何箇所かあるのです。そういったロングストレート区間では、4ドアの方が安定して走れるとのこと。

どうやら大型リヤスポイラーのダウンフォースがしっかり効くのだそうです。

そんなわけで4ドアか5ドアか迷っているという新井選手ですが……、冷静に考えるとラリー北海道まで2ヵ月切っているわけなのでもうとっくにマシンは決まっている気がするのですが、それは気のせいですか? 新井さん?

ともあれ、どうなるかは楽しみに待つとして、トークショーは最後にWRCのDVD争奪じゃんけん大会で締めくくられました。

このイベント会場のスバルブースには新井選手のインプレッサR4、インプレッサ4ドアWRX STI スペックC、そしてインプレッサWRカーが展示されていますので、お時間がある方はぜひ見に行ってください。
(ぬまっち)

この記事の著者

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ぬまっち(松沼 猛)

1968年生まれ1993~2013年まで三栄書房に在籍し、自動車誌、二輪誌、モータースポーツ誌、鉄道誌に関わる。2013年に独立。現在は編集プロダクション、ATCの代表取締役。子ども向け鉄道誌鉄おも!の編集長を務める傍ら、自動車誌、バイク誌、鉄道誌、WEB媒体に寄稿している。
過去に編集長を務めた雑誌はレーシングオン、WRCプラス、No.1カーガイド、鉄道のテクノロジー、レイル・マガジン。4駆ターボをこよなく愛し、ランエボII、ランエボVを乗り継いで、現在はBL5レガシィB4 GTスペックB(走行18万km!)で各地に出没しています。
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