「ぶつからないミニバン」の実車チェック・その5 乗降性編【エクシーガ マイナーモデルチェンジ】

乗り降りのしやすさも、ミニバンの気になるポイントのひとつ。今回は、新型エクシーガの乗降性をチェックしてみましょう。

1列目の乗降性は、ミニバンというよりセダンやステーションワゴンですね。着座位置が低いから、乗りこむ際は背の高いミニバンのように「登る」感覚がありません。うれしいのは、座面に対して天井が高いので頭上がゆったりしていること。平均身長程度の人なら、背中を曲げて天井に頭をぶつけるのを防ぐ必要はありません。

エクシーガは、2列目もスイング式ドアを採用しています。開口部は広く、無理な姿勢を強いられることもないし足の出し入れも楽ですね。そして最大のポイントは座面の高さ。地面に立った状態のお尻の位置から少し低い高さなので、座ったり立ったりの動きがとてもスムーズです。

3列目へは、2列目シートのウォークイン機構を使ってアクセスします。腰を大きく曲げて背中を丸めないといけないので、年配の人にはちょっと辛い姿勢になりますね。でも子供なら、楽しんで乗り降りしそう。ステップには足を置く場所をしっかり用意してあるのも親切。2列目シートを動かす操作は、シートの背もたれ側面にあるわかりやすいレバーで簡単にできます。これは便利。

次は、ラゲッジルームをチェックします。

(工藤貴宏)

この記事の著者

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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