1.3〜1.5クラスのエンジンを搭載したトヨタのコンパクト・トールボーイ「ラクティス」がマイナーチェンジで、より省燃費性能を高めました。今回の改良での注目は、1.5L・2WD車です。
まず燃焼改善やフリクション低減などの改良を施したエンジンと、伝達効率を大幅に向上させたSuper CVT-iにより、19.0km/Lという燃費性能を実現し「平成27年度燃費基準」を達成しています。
さらにアイドリングストップ機能(Toyota Stop & Start System)をオプション設定しています。これにより、1.5L・2WDアイドリングストップ付車では20.6km/Lとなり、「平成27年度燃費基準+10%」となっています。また、1.3L・2WDアイドリングストップ付車は19.6km/Lを実現して「平成27年度燃費基準」を達成しています。
いまどきのコンパクトカーとしては常識といえる「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」とあわせて、1.5L・2WD車と、1.3Lと1.5Lの2WDアイドリングストップ機能付車は、「環境対応車普及促進税制」いわゆるエコカー減税の対象となっています。
整理すれば、マイナーチェンジ前のJC08モード燃費は18.4km/Lでしたから、パワートレインの改善で、0.6km/L、アイドリングストップでさらに1.6km/L、あわせて2.2km/L(約12%)も省燃費性能を高めたというわけです。
メーカー希望小売価格は1,377,000円〜1,863,000円となっています。
■ラクティス WEBカタログ(トヨタ)
http://toyota.jp/ractis/
■TOYOTA、ラクティスを一部改良(トヨタ)
http://www2.toyota.co.jp/jp/news/12/07/nt12_037.html
(山本晋也)