日本でもスバルのショートムービーは感動的で評判がいいようですが、海外でもスバルのショートムービーが放送されているようです。
日本は感動的な作品ですが、アメリカ・スバルの作品はコミカルにWRXの速さを紹介する物のようです。
登場する主人公は何でも早い事が大好きなブランドン。
友人が遅刻しそうでも、一瞬で会社へ到着。初デートでプロポーズ、出会って2日で結婚、8日後には「私にはもっとゆっくり…」とお願いされても子供が2人。
そんな早い事が大好きなブランドンの愛車はWRX2011モデル。ですが、良く見るとこのWRX、STIではありません。
WRX Premiumという日本には無いモデル。フロントグリルやシート、フロントフェンダー等に入るSTIロゴの位置にはWRXの文字、搭載されるエンジンはUS仕様のSTI同様2.5Lターボですが、WRX STIの305hpに対しWRXは265hp。
トランスミッションも5MTが搭載されており、DCCDやSIドライブ、ブレンボキャリパー、18インチホイール等が省略される代わりにWRX Premiumにはサンルーフが標準装備になります。
車両重量もUS仕様WRX STIの3,373 lbs(1530kg)に対し、WRX Premiumは3,241 lbs(約1470kg)と132lbs(約60kg)も軽量です。
価格はWRX STIの$3万4095(日本円で約270万円)に対し、WRX Premiumは$2万8095(日本円で約220万円)。価格差は$6000(日本円で約47万円)、日本仕様に置き換えるとWRX STI 5Doorが368万5500円、ここから47万円引くと321万5500円。
為替レートや仕様の違いがあるので一概には言えませんが、WRX STI A-Line 5Doorが315万円という事を考えると、あまりお買い得感はありませんが、A-Lineより47万円安ければ268万円となり、ぐっとお買い得感は出ます。
エクステリアは大型フェンダーが装備され、WRX STIとほぼ同じ見た目で300万円を切っていたら、意外に売れるのでは?とも思いました。
日本にも以前2.0GTと言うグレードが存在し、個人的にはお買い得感の高いモデルとしておススメのグレードでしたが、ボディはナロータイプの標準ボディでかなり地味な感じだったせいか売れ行きはいまひとつでした。
迫力のスタイルとお手頃価格のアメリカ仕様のワイドボディWRX、速い物好きのブランドンが認めるお買い得マシンと言えそうです。
(井元 貴幸)