アウディのSUVラインに末弟のアウディQ3が加わりました。同じQシリーズですが、縦置きエンジンを採用するQ5とは異なり、Q3は「横置きエンジン+クワトロ」という組み合わせで、7速のSトロニックを搭載しています。
エンジンは2.0LのTFSIで、170PS版と211PS版がありますが、まずは後者からの日本導入とのことで、RAV4よりも少し長い程度のボディサイズには十分なパワーを体感できました。
Sトロニックは相変わらずハイレスポンスで気持ちのいい変速を楽しめますが、479万円するモデルなのにパドルシフトがオプションなのは惜しいですね。パワステが軽く、ボディの動きも軽快なアウディらしい走りですが、「アウディドライブセレクト」付きなら4つの走行モードから選べるのがとても魅力的です。こちらは211PS版には標準装備。
高効率のTFSIとSトロニック、アイドリングストップ、軽量ボディなどにより、JC08モードでは12.6km/Lですが、約255kmを走った実燃費は約10.5km/Lでした。高速が6割、一般道が4割ほどでしたがJC08モードよりも実燃費が悪くなるのは妥当なので、まずまずという結果だと思います。
■The new Audi Q3 (アウディ ジャパン)
http://www.audi.co.jp/jp/brand/ja/models/q3/q3.html
(塚田勝弘)