2014年9月から施行される欧州の排出ガス規制「EURO6」では、はじめてガソリンエンジンのPM(微粒子)が規制要件になるということですが、その規制を2年ほど前倒して対応したことをメルセデス・ベンツが発表しました。
メルセデス・ベンツの新型Aクラス、Bクラスに搭載された直噴ガソリンエンジンが、規制を前倒しでクリアしたといいますが、さらに2017年から施行される予定のステージ2と呼ばれる、さらに厳しい規制値もクリアしているということです。
PM規制というと、ディーゼルエンジンという印象ですが、ガソリンエンジンでも発生します。とくに直噴リーンバーンではPMの発生が考えられるため、日本でも平成21年規制というカタチで、NOx触媒付ガソリン直噴リーンバーンエンジンのPMはディーゼル同等にするよう規制されています。
ちなみに、日本の平成21年規制にクリアしているクルマには、排出ガス規制の識別記号として『LBA-』と付きますが、BMWの一部が該当するくらいで、かなり珍しい識別記号となっています。
(山本晋也)
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