デリカD:5の4WDモデルが燃費改善でエコカー減税対象に

2WD(FF)モデルは最新の2.0リッター4気筒エンジンを採用して燃費性能を向上させたデリカD:5。

4WDモデルもエネルギー回生システムの改善などにより燃費性能を約6%向上させ、平成27年度燃費基準を達成(11.2km/L:JC08モード)。これにより、エコカー減税(50%軽減)に適合したということです(2WDは従来から75%軽減)。

その4WDグレードにおける主な変更点は以下の通り。

パワートレインでは、減速エネルギー回生システムの効果を更に向上させるバッテリー、停車時にエンジンと駆動系を切り離してエンジン負荷を軽減することで燃料消費を抑制する「アイドルニュートラル制御」を採用。

インテリアではダークグレー内装に代わりブラック内装を新設定。従来からのベージュ内装についても、シート生地を変更しています。

またカーナビゲーション(MMCS)では、渋滞情報や標高データをもとに燃費消費量の少ない省エネルートを探索する機能や、Bluetooth対応携帯電話を経由して全国の交通情報やリアルタイムの渋滞情報を受信するテレマティクス機能などを新搭載しています。

さらにロックフォードフォズゲート プレミアムサウンドシステムは、2チャンネルで録音された音楽ソースを5.1チャンネルで録音された音楽ソースのように臨場感たっぶりに再生する「DTS Neural SurroundTM」や、オーディオソース間等で生じやすい音量レベル差を自動で均一化する「Dolby Volume」などの機能を新たに追加しているということです。

新世代の2.0リッターエンジンには採用されているアイドリングストップ機能「オートストップ&ゴー(AS&G)」 が4WDモデルでは未採用なのは残念ですが、デリカといえば四駆というイメージの強いキャラクターなので、4WDモデルの燃費性能向上を待ち望んでいたという人も多いのでは。

燃費性能、快適性能を向上させたデリカD:5・4WD、メーカー希望小売価格は2,772,000円~3,787,000円となっています(2WDは2,330,000円~2,913,000円)。

■デリカD:5公式サイト(三菱自動車)
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/delica_d5/

(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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