D型レガシィに搭載され、驚愕の300psを発生する直噴ターボエンジンのFA20ですが、今後スバルの水平対向エンジン搭載モデル全車に設定されるようです。
現行の水平対向エンジン搭載のスバル車は、レガシィ、インプレッサ、フォレスター、エクシーガ、BRZの5種。既にレガシィにはツーリングワゴンとB4の2.0GT DITに搭載されています。
他の4車種についてはBRZ以外には既にターボモデルのラインナップがあり、既存のターボグレードに置き換えられると思われます。
まずはインプレッサですが、今後発表予定のWRX STIに1.6Lクラスの直噴ターボを搭載するとの噂があり、小排気量ターボの仕上がりはどうなるのか、期待がかかる所です。
そして気になるのはBRZ。
発売当初からターボの搭載予定はなく、エンジンの搭載位置からもターボやAWDの設定は物理的に不可とされてきましたが、インプレッサ用に1.6Lターボを新たに作るようですので、これがBRZに搭載できるように作られれば、AWD化は無くともターボ化はあり得るかもしれません。
レガシィの次に搭載されると思われるモデルは、年内にフルモデルチェンジが噂されているフォレスター。
現行モデルは、NAエンジン車に新世代BOXERエンジンFB20が搭載されていますが、ターボモデルの2.0XTと2.5Lターボを搭載するS EDITIONの2グレードにおいては依然旧世代のEJエンジンが搭載されています。
フォレスターは初代モデル登場時からターボモデルが存在していますが、次回のフルモデルチェンジの際にはD型レガシィに搭載されている直噴ターボエンジンをフォレスターに合わせた特性に変え、置き換えられるようです。
来年にはいよいよスバル初となるハイブリッド車の投入も噂されており、第一弾はXVになると言われています。
ここで個人的に思うのは、フォレスターにBOXER DIESELを搭載してみては?ということ。
既に輸出仕様に搭載されているBOXER DIESEL。海外での評価も高いようですので、XVハイブリッドと新型フォレスター ボクサー ディーゼルとガソリン直噴ターボ、ここまで揃えば、環境エンジンで後れを取っていたスバルも、ユーザーに沢山の選択肢を与える事が出来るようになるのですが…今後のスバルの動向に注目です。
(井元貴幸)