米国新車市場でSUBARU・三菱自動車が2月の販売台数を伸ばす。その理由とは?

米国での日本車販売が2ヶ月連続で前年割れするなか、SUBARUと三菱自の新車販売が伸びています。

SUV系の販売が伸びている同市場において、2月の販売台数はSUBARUが4.9万台(前年同月比+3.9%増)、三菱自が1.4万台(同+6.1%増)。

日経新聞によると、SUBARUは主力SUV「フォレスター」が+13%増と好調で、三菱自動車は昨年発売のSUV「エクリプスクロス」がそれぞれ販売を押し上げています。一方、トヨタ自動車は17.3万台(同‐5.2%減)、ホンダが11.5万台(同‐0.4%減)、日産が11.4万台(同‐12.0%減)、マツダが2.4万台(同‐7.3%減)の状況。

トヨタ自動車ではセダン「カムリ」や、モデルチェンジ前の「RAV4」の販売が落ち込んでおり、日産もセダン「アルティマ」などが低迷、2ヶ月連続で2桁減の状況となっています。

しかしながら2月度の米国販売は1月時点の7%減から5%減へと上向きつつあるようで、今後の同市場におけるSUVを軸とした日本車販売復調に期待がかかります。

Avanti Yasunori・画像:SUBARU)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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