第2回ライセンシングジャパンの会場でステップワゴンの人生ゲームが展示してあった、タカラトミーブース。
ブースでは、同社の商材やコンテンツを利用したプレミアムグッズの提案を行なっていて、オリジナルトミカの実例展示も行なわれていたので、以前から気になっていた質問をしてみました。
「オリジナルトミカを製作する場合の手順と費用」についてです。
ミニマム台数は6000台、価格は550円~600円とのことでした。しかしこの条件を満たせば誰でもどんなクルマでも作れるかというとそうではありません。更に次の条件を満たす必要があるそうです。
1.実車が存在すること
トミカは実車をモデル化したミニカーなので、元になるクルマがモデルだけでなく、カラーリングも存在しなければなりません。
2.トミカの価値も一緒に上がること
例えば、企業のノベルティならオリジナルトミカを宣伝に使うことによって企業のイメージアップになり、同時にトミカブランドの価値も上がるようなものでなければならない。
3.高値、安値販売をしないこと
販売用の場合、オークションなどで異常な高値で売ること、逆に売れ残りを投げ売りするようなことはしないこと。これは上記2にも通じることですが、ブランド価値を毀損しないためだそうです。
オリジナルトミカ製作のオーダーがあった場合、以上の基本用件に照らして是非を社内で協議し、問題ないと判断されて初めて発注が可能になるのだそうです。
よって、私個人が何かの記念にオリジナルトミカを作ったり、トラックを持たない(持っていてもトミカのカタログモデルの車種ではない場合)企業がトラックに自社ロゴを印刷したオリジナルを製作したりというようなことはできません。そのくらいしなければブランド価値を保てないということであり、それは重要で正しいことなのだと思います。
納期は、最低半年はかかるそうです。
詳しくは、株式会社タカラトミー マーケティング本部 ライセンスグループ 営業チームに問い合わせてください。
(Autanacar)