最近はケーブルテレビやスカパーなどで様々なレースが高画質で見られるようになりました。また、小型カメラも進化し、車載動画も綺麗に見えますよね。
さて、テレビ中継のPIT作業では外からの全体像が放映されている事が多いですが、今回ご紹介する動画は、スポーツシーンで今人気のカメラ「Go Pro」をメカニックの頭に設置した、完全にメカニック目線の動画です。
この動画を撮影したのはアメリカのダイソンレーシング。ALMS(アメリカン ル・マン シリーズ)に参戦しているチームで、デイトナ24時間等で優勝経験もあり、長年マツダエンジンを搭載してアメリカで活躍しているチームです。
マシンはローラ社の最新モデルB12/60クーペにマツダ製MZR-Rエンジン(2L直噴ターボ)を搭載ています。
レースによってピットエリアで作業を行う事のできるメカニックの人数は決まっていますので、一人一人決められた作業を確実に行っているのが見えます。少しでも遅れてしまうと、ピットアウトまでの時間がかかってしまいます。
コース上でドライバーが1秒稼ぐのは凄く大変ですので、ピットでの正確かつ速い作業はレースで上位なる為には重要です。
例えばスーパーGTの放送でも、ポイントや予選上位チームのメカニックにカメラをつけてピット作業を放映したら、メカニックを魅力ある仕事として映し出す事ができると思います。
しかし、カメラをつけられたメカニックはLIVEで放送されるので責任重大ですね。
(野上達也)