クーペのようなワゴン!? メルセデス・ベンツCLSシューティングブレーク

4ドアクーペのトレンドをリードするメルセデス・ベンツCLSが、新たなウェーブを起こしそうです。それが、CSLの新バリエーションとして登場するのが『シューティングブレーク』。

ボディサイズは長さ×幅×高さ=4956mm×1881mm×1413mmと、いかにもスタイリッシュ。

リヤ・サスペンションはエアサスが標準、積載量にかかわらずフラットな姿勢をキープするということです。また空力性能も優秀、前面投影面積は2.30平方メートル、Cd値は0.29となっています。

シューティングブレークとしてラゲッジへのこだわりは大で、オプション的に用意されるというウッドフロアは、このモデルの白眉といえるところ。

 

この桜とオーク材を組み合わせたウッドフロアには、起毛処理したアルミレールをゴムインサート。機能性とシューティングブレークらしい贅沢さを表現しています。

パワートレインは、ディーゼルとガソリンがそれぞれ2種類。いずれもアイドリングストップ機構を備え、7速オートマと組み合わされるということです。

【グレード・エンジン構成】
CLS250 CDI:直列4気筒2143ccディーゼル 150kW 500N.m
CLS350 CDI:V型6気筒2987ccディーゼル 195kW 620N.m

CLS350:V型6気筒3498ccガソリン 225kW 370N.m 
CLS500:V型8気筒4633ccガソリン 300kW 600N.m

またCLS350 CDI、CLS500には4マチックと呼ばれるAWD仕様もラインナップされるということ。

安全面ではフルLEDヘッドライトによる照明技術が夜間走行の安心感を高めるトピックス。そのほか、ディストロニックプラスやプレセーフブレーキなどのアクティブセーフティの最新テクノロジーも搭載されるということです。

狩りのためのクルマとして、1960~1970年代にイギリスで人気があったという『シューティングブレーク』スタイル。それを21世紀的にメルセデス・ベンツが再解釈したスタイリッシュワゴンの登場です。

(山本晋也)

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この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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