痛車とともに珍車、旧車も花盛り【日光サーキット「やっちゃば」走行会】

6月23日 日光サーキットで行なわれた痛車メインの「やっちゃば」走行会

痛車コンテストで数々のトロフィーをゲットしているあのマーチ12SRも、実は走行会イベントでは常連です。見た目の印象とは裏腹にオーナーさんは走るの大好きなのですよ。

こちらのデミオは昨年、本当にこのままの状態で富士チャンピオンレースのデミオカップに出場していたクルマ。

レースといえばclicccarでお馴染み、スーパー耐久に出場中の野上達也クンも愛車のロードスターで参加。ダンロップのディレッツアZⅡをテストするってことで、GPSロガー装着で攻めまくりです。

痛車に限らずこういった走行会ではメジャーな存在のシビックですが…

往年のグループAのレプリカカラーのシビックも走っていたり、

ターボ付けてのガチチューン、内装を剥がしまくって公道走行できなくなったので積載トラックに積んできた走行会専用車など、層の厚さを感じます。

同じホンダでジワジワ台数を伸ばしてきているのがフィット。パーツも出揃って価格がこなれてきたのか、痛車の走行会でもよく見かけるようになりました。

スポーツやコンパクト、そして少しセダン、というような定番の中にこういったクルマが混ざって走っているというのも痛車走行会ならではの面白さです。

痛車の走行会で最近楽しみになっているのが旧車や珍車。このZ31も惜しげもなく全開走行。

珍しいにもほどがあるというのがプジョー106Maxi。それも当時の代理店である西武自動車の正規輸入第1号というかなりエンスーな、いやオタク魂全開な1台です。

痛車も旧車や珍車も、彼らはかなりこだわりを持って車種を選んで、ドレスアップやチューニングをしているのです。

その代表格がこのR33スカイライン。一見、ごく普通のスカイラインですが、よーく見てみるとなんか違うでしょ。とくにリアフェンダー。これ、オーテックで限定生産した4ドアのGT-Rなのです。アトにもサキにも4ドアのGT-Rはこの1種類しかありませんから、オーナーさんはだいぶ苦労して探した、ということらしいです。

そして、今回の日光サーキット「やっちゃば」走行会の最大のトピックがこれ。インプレッサやレガシィの直接の先祖であるスバルff-1!

このff-1は、いまでは到底考えられないほどのかなり面白いクルマでしたので、別コーナーで紹介させていただきます。

(北森涼介)

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この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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