日産が“ワクワク”をキーワードにしたプロジェクトを行うことは昨日掲載(https://clicccar.com/2012/06/27/169907)しましたが、本日、そのプロジェクトについての発表イベントが東京・銀座の日産銀座ギャラリーで行われました。
気になるその内容はというと、編集長に放送作家の鈴木おさむさん(写真・左から2番目)、レポーターにお天気キャスターなどとしておなじみの高見侑里さん(写真・右から2番目)を招き日産のブランドメッセージである『今までになかったワクワク』を、Facebook(フェイスブック)を通し日産のユーザーのみならず生活者全般とともにつくっていくというプロジェクトです。
そのプロジェクト名は、
もちろん、“にっちゃん”は日産にちなんだネーミングです。イントネーションも「にっさん」と同じように語尾が上がる感じで呼んで欲しいそうです。
発表イベント冒頭で日産自動車・マーケティング本部販売促進部長の貴田晃さんは「日産のクルマに興味がない方でも接点をもってお話していきたい。クルマだけでないワクワクも伝えていければ」とソーシャルメディアだからできるメーカーとユーザーが一緒に話すことができるという、いままで日産にはなかったコミュニケーション方法としたことを熱く述べました。
また編集長に就任した鈴木おさむさんは「この手のメディアで異業種から編集長を招く場合、正直名前だけのことが多くあまり仕事しなくていいと思っていたら、このプロジェクトはガチでした」と横浜にある日産本社で鈴木さんの本業であるテレビ番組製作の会議数本をこなすくらいの打ち合わせが行われたことを話してくれました。
鈴木さんは「作り手が楽しむことは大事で、結果ばかりに気をとられないようにしたい。(番組製作などで)僕が一番気をつけているのは、まず身近なひとが楽しむようなものを作ること。いま会議で目の前にいる日産の方がワクワクするような話をしてることは、みんなに届くと信じています」とこのプロジェクトにかける思いを語りました。
具体的なプロジェクトのコンテンツですが、
日産などに対しFacebookで思ったことや何をして欲しいかという「考え」「気持ち」「意見」「苦情」などを気軽に投稿してもらった企画のなかから鈴木編集長が買い取る、
その他に、
など、鈴木さんいわく「日々のルーティーンに少しワクワクすることを追加する提案をしたい」ということなどをテーマに行っていくそうです。
発表イベント終了後、日産マーケティング本部の塚原隆彰さんにこのプロジェクトの構想がいつくらいに始まったかを聞くと「昨年末くらいからぼんやりですがこれまで行っていたメールマガジンの次の動きとして、ソーシャルネットワークを頑張っていこうかというところから始まりました。いろいろなことをやっていてもなかなかお客様とコミュニケーションできないなか、このプロジェクトに期待しています」と話し、社内には「炎上したらどうするの」などの反対意見があったものの、なにもやらないのはまずいということで決まったプロジェクトなのだそうです。
日産だけでなく、自動車メーカーがいままでにやってこなかったプロジェクトに注目していきましょう。
『日産ソーシャルプロジェクト“にっちゃん”』(http://social.nissan.co.jp)
【クリッカー編集部】