高値安定の中古車でも手軽に購入できる、日産が開始した「中古車据置払クレジット」とは?

■据置率は5%~40%、支払い回数は12回~72回から選べる

半導体などの部品不足により新車生産に制限がかかっている中、車種によっては新車よりも中古車価格が高い逆転現象が起こっています。価格の逆転現象が起こっていなくても、モデルによっては高値安定、タマ不足という状況もあるようです。

NISSAN_20230118_1
日産が中古車据置払クレジットの取扱を開始。対象となる車両は、各販売会社まで

そんな中、日産は、中古車を手軽に購入できる「中古車据置払クレジット」の取扱を、2023年1月18日(水)に開始しました。この「中古車据置払クレジット」は、日産の金融子会社である日産フィナンシャルサービスの運用金融商品です。

「中古車据置払クレジット」は、車両本体価格から据置額を差し引いた分を月々分割して支払いするため、一般的なクレジット払いよりも月々の支払い額を軽減できるクレジット商品。

据置率は5%~40%で、支払い回数は12回~72回から選べるため、予算やライフスタイルに合わせてプランを組むことができます。

NISSAN_20230118_2
日産が中古車据置払クレジットの取扱を開始。対象となる車両は、各販売会社まで要問い合わせ

据置額(最終回支払い金額)の支払い方法は、一括払い、再クレジット(乗り続ける)、売却(乗り換え)の3つから選択できます。つまり、数年後に乗り換えるか、同じクルマに乗り続けるかを購入時に決める必要がなく、ライフステージの変化に合わせクルマの選択が可能。

なお、売却する場合、据置額での買取り・下取りは保証されません。査定価格が据置額を上回る場合、差額はユーザーに返金されます。下回る場合は、差額はユーザーの負担になります。

「中古車据置払クレジット」は、日産フィナンシャルサービスを利用のみで、契約には審査があります。対象となる車両は、各販売会社まで問い合わせする必要があります。

また、据置払クレジットの利用には、販売会社ごとに設定される金利が適用されます。支払い回数は、初度登録から8年以内となる回数まで設定が可能。設定できる据置額は、車両、支払い回数によって異なります。

(塚田 勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる