2012グッドウッド・フェスティバル、トヨタはハイブリッドレーサーからラリー車まで幅広くエントリー

貴重なレーシングカーなどが実際に”走る”ことで知られているイギリスの自動車イベント「グッドウッド・フェスティバル」。トヨタ・ヨーロッパが、その2012年大会へ参加するマシンの一覧と画像を発表しています。

まずは、GT86(日本名:86)のイギリスデビューに合わせて「Gazooレーシング tuned by MN」のFRスポーツコンセプトやスーパーチャージャーを搭載したGRMN iQといった市販チューンドカーを持ち込むといいます。

 

そして、最新のレーシングカーでは、BTCC(イギリス・ツーリングカー選手権)を走るアベンシス。

 ル・マン24時間耐久の記憶も新しいTS030 ハイブリッド。

 ニュルブルクリンクの24時間耐久でクラス優勝をはたしたLFAと86が現れるとのこと。

 

 さらに、ヒストリックなレーシングカーは「ラリー」がテーマといいます。古いところでは、サファリラリーで活躍したグループBマシン「TA64」やカローラ(TE27)が登場。

 

 WRC(世界ラリー選手権)でトップを走ったセリカやカローラも、ふたたび走るということです。

 

またラリーレイドで活躍したV8エンジン搭載のハイラックス ダカール。

 メリカ、パイクスピークでロッド・ミレンが走らせたスペシャルメイドのタコマも現れるとのことです。

 加えて、GT86のイギリス・デビューを祝うように、その原点ともいえる2000GTと並べられるほか、1980年台のイギリス・モータースポーツで活躍したカローラGT(AE86)のレプリカも展示されるとのこと。

 

なお、グッドウッド・フェスティバルの会期は6/28~7/1となっています。

 ■グッドウッド・フェスティバル公式サイト
http://www.goodwood.co.uk/festival-of-speed/welcome.aspx

(山本晋也)

 

 【写真ギャラリーをご覧になりたい方はこちら】https://clicccar.com/?p=168955

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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