WWDCで今年秋にリリース予定のiPhone、iPadの基本ソフトウェア「iOS」の新バージョン「iOS6」が発表されました。多くの新機能の1つで「Maps」があります。これは今まで地図機能はGoogleMapsでしたが、iOS6からApple独自の地図を使用する事になります。
これにより3D表示、渋滞情報、ターンバイターン(交差点などでの進行方向を音声や矢印アイコンなどで表示する表示方式)が使用できるようになります。さらに音声認識の「Siri」を組み合わせてドライブの幅が今まで以上に広がるかもしれません。すでに多くのメーカーがSiri対応を表明しています。
ステアリングホイールにあるマイクボタンを押す事により
・現在地
・目的地の設定
というだけではなくiOS/Siriならではの
・友人の位置
・曖昧な表現での位置情報(安くて美味しい中華料理店)
といったコンシェルジュ機能が可能になると思います。
この機能に対応したクルマは1年以内に発売予定だそうです。スティーブ・ジョブズの夢だった「iCar」がいよいよ現実となってきました。
さてカーナビ業界はどう動くでしょうか?気になります。
(栗原 淳)
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