clicccarライターのくぼきひろこが、「あいドリで男をゲットするぜ!」ってなことを宣言してたもんで、「んなものぁ参加するんだったらシッカリ記事にせんかい!」と言ったところ、「じゃ、マジメに仕事してきます」ってことになりました。でも、取材で行くとなると、アップガレージさんに粗相があってはならん、ってことで、私もあいドリ会場へ付き添いで行ってみました。で、くぼきひろこのあいドリ潜入記は別記事で読んでいただくとして、そこで見かけたちょいと気になるドリ車をご紹介しましょう。
最初に目に付いたのがこの日産クルー。ほら、タクシーとかに使われてて、フツウは乗用車にしないようなクルマです。でも、立派なFRなんで、一時期ドリ車ベースとしてちょっとしたブームもありました。
なんだかワルそうな雰囲気ですが、近付いて見てもとってもキレイ。仕上げがワルくてワルそうに見えるドリ車も多いもんですが、このクルマ、キレイです。
ワルく見える大きな原因が、この軍事車両にありそうなボディーカラーのカーキ色。実はこれ、あるクルマの純正色なんです。
わかりますか?
正解は、エクストレイルでした。
実はこの他にも、フロントスポイラーはJZX81マークⅡ、サイドステップはA31セフィーロ、リヤアンダースポイラーは34ステージアからの流用。そうなんです。オーナーのこだわりは純正他社用の流用だったんです。
エンジンはSR20。これも流用!?
オーナーさんの佐藤栄作さんがこちら。
お名前は、元総理大臣からの流用ってワケではありませんね。
こちらのとっても迫力あるクルマ、わかりますか?
JZX100チェイサーです。
ここまで顔周りが無くなってると、なんだかわからないですね。
やっぱり顔が命なのは人形に限りません。
オーナーはこちらの大友健司さん。
実は彼、自動車の一級整備士だそうで、ほとんどのことが自分でできちゃうんだそうです。
なので、コンピューターの実走セッティングだけはショップにお願いしたんだけど、他の作業はすべて自宅の駐車場でできてしまったとか。
ちなみにフェンダーがないのは外しちゃったからで、普段からこうではありません。ナンバーは付いてますが、さすがにこの状態で走ってきたのではないそうです。インタークーラー冷えそう。
自分でやった分、愛車への愛着はすごく強くなったとのこと。やっぱりクルマへの愛着は触ってなんぼですね。
そして、こちらは、かつてはソアラ、その後のレクサスSC430・・・かと思ったら、オープンボディじゃないし、どうもスタイルがスポーツカーっぽい。
よーくみると、80スープラにSC430の顔をスワップしたものでした。それにしてもよくできています。
このクルマのオーナーはこのかた。
あれ? D1ドライバーの松川和也選手じゃないですか。
マジ参加してるんですって。
で、肝心のこのSC顔スープラは普段のご自身の足だそうです。当然、ドリフトの腕も確かなワケで、これならクルマやドリフトをよく分かってるコにはカッコよさも、走りの良さも十分に伝わることでしょう。
逆に言えばこれで、カップル成立しなかったら、かなりの確率で本人そのものに問題アリ、となっちゃうかも。ドリフト業界、イヤ、クルマ好き全体のモテ度のバロメーターとして、責任重大ですな。
で、なぜか完全D1マシンのゼロクラウンもありました。アップガレージ主催でチームアップガレージでもないのに。
車両の後ろにはシッカリ「バジン(葉人=千葉県人)時田」こと時田雅義選手もいます。どうやらガチ参加だそうです。
しかし、ドリフト走行アピールタイムでは緊張のし過ぎか、なんとイキなりの1コーナーで突っ込んでしまってました。
どうなることやら、結果はくぼきひろこのレポートをどうぞ。
(小林和久)