ボルボは世界初となる歩行者用エアバックの仕組みを公開しました。
歩行者との事故の場合、フロントガラスやAピラーに頭部を打ちつけて致命傷になる事が多い事から、ボンネットのキャビンスペース側にエアバッグを設置。
フロントに設置された7つのセンサーにより、衝突を感知するとヒンジ部分のピンを引き出しエアバッグにガスを充填、さらにエアバックを単会させる事でボンネットを10センチ上昇させ、エンジンとのスペースを作り接触した際の衝突エネルギーでボンネットを変形させ、衝撃を吸収させる仕組みとなっています。
もちろん展開したエアバッグはボンネットを持ち上げるだけでなくワイパーやフロントガラス、Aピラー等をカバーし、歩行者が衝突した際のクッションの役目も果たします。
ジュネーブショーで公開されたV40は注目を集めていた歩行者用エアバッグに、すでに市販されているシティセーフティ機能と合わせ期待の安全装備満載で登場予定ですが、残念ながら日本導入は来年春になるそうです。
■ボルボ 世界初導入となる「歩行者用エアバッグ」の仕組みを公開(ボルボ・カーズ・ジャパン)
http://www.volvocars.com/jp/top/about/news-events/pages/default.aspx?itemid=101
(井元 貴幸)