D1GP第二戦が開催された鈴鹿サーキットの1コーナー正面のスタンドは多くの観客で賑わっていました。
というのも、今回のD1は、通常のように振りっ返しのある複合コーナーで戦うのではなく、ストレートから右に曲がるコーナー1本で競われます。複合コーナーのほうがもちろん複雑で、深みのあるオモシロさもありますが、「じゃ、1コーナーでしくじって、2コーナーで取り戻したらどっちがエラいのか?」というのが微妙です。しかし、1つのコーナーで審査すれば、かなり誰にも明らかな結果が出ます。
そのためもあるでしょう。今回の鈴鹿では、サドンデス(同点による再勝負)がほとんどありませんでした。
そんなこんなで決勝に進んだのは斎藤太吾と高橋邦明。トヨタの4ドア対決となりました。
斎藤太吾先行の1本目、ハイパワーのJZX100マークⅡに高橋のマークXもついて行きます。大きな差はないように見えます。
前後入れ替わっての2本目、後追いの斎藤が砂煙を上げてエスケープゾーンに入って行きます。
結果、高橋邦明の優勝となりました。表彰式では、鼻を摘みながら男泣きをこらえてたのが印象的でした。
3位決定戦は、C33ローレルの熊久保信重とE92BMWの上野高広の勝負。今回は珍しくサドンデスの結果、勝ったのは熊久保。
その他、トーナメントの結果は以下の通り。
Rd.2の結果はこちら。
年間ポイントランキングは以下のようになりました。
(小林和久)