5月19,20日にお台場のメガウェブで開催された「メガウェブフェスタ」でデモンストレーション走行を行った全日本ラリー選手権に参戦中の「GAZOO Racing ラック 86」です。
20日のデモ走行予定は1回…でしたが、当初予定になかったハプニング発生。
トヨタ自動車の豊田章男社長が会場に来られ、イベントに飛び入り参加。
しかも、「GAZOO Racing ラック 86」に試乗するというのです。
試乗の直前にはニュルブルクリンク24時間レースのパブリックビューイングにもドライバー「モリゾウ」として参加、車の楽しさと共にニュルブルクリンクの凄さや楽しさも会場で伝えられていました。
実はモリゾウさんはニュルブルクリンクなんてとんでもない所をLFAなんてスーパーカーで走り込んでいるのに、ラリーカーへの同乗・試乗は初めてだとか。そこで、今回勝田選手の横で同乗初体験となりました。
細心の気配りをし、充分なマージンを取りつつも先程と同様なパフォーマンスで魅せる勝田選手。
止まってモリゾウさん、ナビシートからドライバーズシートへ。勝田選手から86とタイヤの特性を確認。
そしてライドワンコースへ出ていき…あらぁいい音させてますねぇ。流石は車の味づくりの為にニュルを走り込む「腕と踏み込み」におっかなびっくり感は有りません。そして、1周半して戻ってくるとパイロンの周りを回り始めますが…うまくパワースライド/ドリフト状態に入って行きません。数分間にわたり挑戦されましたが、スライドを始めそうな兆しは有ありますが…継続しない。何かもう一つ足りないのでしょう。
ナビシートに同乗した足立選手の話では、サイドブレーキも使いさなざまな「きっかけ」を試みられていた様子。勝田選手のドライブを見て吸収したノウハウをすぐに使われていた様ですが、お手本が全日本チャンピオンでターマックキングと呼ばれた人ですから、惜しげもなく披露されていたテクニックはそう簡単には盗めない様でした。
これを機会にモリゾウ氏にはTRDラリーチャレンジに挑戦頂いて、今年の新城ラリーあたりで是非正式挑戦して欲しいですねぇ。
(川崎BASE)
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