日産が電気商用車e-NV200をバルセロナで生産します

日本ではイオン・ネットスーパーにおける実証試験が話題となっている日産の100%電気商用車「e-NV200」ですが、いよいよグローバル展開を本格的に開始。スペイン・バルセロナの工場で2013年度より量産開始されることが発表されました。

すでに言われているようにルート配送など計画的に使われる商用車と電気自動車の相性はよく、世界でもっとも売れている量産電気自動車「リーフ」以上に期待を寄せるユーザーも多そうです。なにより世界的にみるとランニングコストの安さは魅力になるといいます。

このバルセロナ工場はe-NV200の世界唯一の生産拠点となるそうで、ここから全世界の市場に給していくということ。今回のe-NV200生産開始にあわせて1億ユーロを投資、700人の新規雇用が期待されるということですから、かなりの生産規模になるようです。

世界中の町を日産のゼロエミッション商用車が走りまわるのは、そう遠い将来の話ではないというわけです。

■日産自動車、100%電気商用車をバルセロナ工場で生産(日産自動車)
http://www.nissan-global.com/JP/NEWS/2012/_STORY/120523-02-j.html

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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