「エコ」じゃないMRワゴンも燃費改善でエコカー減税率をアップしました

OEMモデルの日産モコにつづいて、スズキMRワゴンがマイナーチェンジを実施しました。

今年2月にアイドリングストップなどの燃費改善テクノロジーの投入により追加された「ECO-L」、「ECO-X」の両グレードにおいては「平成27年度燃費基準+20%」を達成し、自動車取得税、自動車重量税が免税となっていますが、今回のマイナーチェンジでスタンダードなグレードも燃費を改善しています。

対象となるのは2WD・NAエンジン搭載グレードで、エンジンの燃料カット時間を増やしたりCVTの抵抗を減らすなどして燃費を従来より+0.2km/Lとなる23.2km/Lへと改善しています。

これにより「平成27年度燃費基準+10%」を達成し、自動車取得税と自動車重量税の減免措置が受けられる「環境対応車普及促進税制(エコカー減税)」の軽減率が、50%から75%に向上したということです。

合わせて、MRワゴン全機種の後席にISOFIX対応のチャイルドシート固定用アンカーを採用するといった保安基準適合の変更を受けています。

なお、この新・保安基準は国際基準に則ったもので、2012年7月1日以降の生産車に適用されるものとなっています。

■スズキ MRワゴン
http://www.suzuki.co.jp/car/mrwagon/ 

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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